乳歯は捨てる、から役立てるへ

屋根や床下に投げるのは昔の話!? あなたの乳歯や親知らずが誰かを救うかも…!!

抜けた上の乳歯を床下に、下の乳歯を屋根の上に投げ、「良い歯が生えてきますように」と祈った記憶がある人は多いはずです。新しい歯が、投げた方向に向かって真っすぐ生えて来てくれるようにという願いが込められたおまじないで、同じような習慣は日本のみならず様々な国で見られるそうです。

しかし今、抜いた歯のあとに残る「歯髄細胞」が、病気や事故で失われた臓器や組織を元の形や機能に再生できる可能性があるとして注目され、抜けた歯は「投げるもの」から「保存しておくもの」へと変わりつつあります。

 

抜いた歯や親知らずの中にある「歯髄細胞」ってどんなもの?

「歯髄細胞」は歯の神経のことで、組織や臓器を修復・再生する能力を持つ細胞のタネ「幹細胞」の1つです。これまで、幹細胞は臍帯血や骨髄から採取するのが一般的でしたが、乳歯や親知らずであれば採取される側の身体への負担が少なく、かつ採取する機会が多いということで注目度が高まっています。しかも、硬い歯に守られているため損傷が少なく、新鮮な状態を保つことができる上、増殖能力が高く短期間でたくさんの幹細胞を得ることができるというメリットもあります。

更に、山中伸弥教授のノーベル生理学賞・医学賞受賞によって一躍有名になった「IPS細胞」も、

続きは、以下よりご覧ください。

DENPRE

 

Author: hadmin

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