目の中に入れるコンタクト!? レーシックに代わる選択肢『ICL』手術とは?

目ディア

日進月歩で進化を続ける視力矯正手術。

レーザーで角膜を削るレーシックやPRK手術など、視力矯正のための手術にはいくつか種類がありますが、ドライアイを引き起こすなど合併症の危険性を問われることも少なくありません。

そんな中、より安全性を高めたと言われる新しい手術が登場しました。
『ICL』手術と呼ばれる、最新の手術の詳細をご紹介します。

瞳の中に直接コンタクトレンズを挿入!?

ICL手術は『有水晶体眼内レンズ挿入術(フェイキックIOL)』と呼ばれる屈折矯正手術の一種で、ICLとは、「Implantable Collamer Lens」の略称です。HEMA(水酸化エチルメタクリレート)とコラーゲンを含む“コラマー”という特殊な素材でできた眼内レンズ(ICL)を目の中にインプラントすることでおこなわれます。

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出典:Wikipedia – Implantable collamer lens

レンズの素材となるコラマーは、ソフトコンタクトレンズのように非常に軟質な素材で、極めて生体融合性の高い素材だと言われています。また、コラマー自体がマイナスの電荷を帯びており、タンパク質や細胞などの粒子を寄せ付けないため、眼球内部に挿入しても炎症が起こりにくく、眼内で長期間にわたって透明性を維持します。

そのため、長期にわたってメンテナンスの必要がなく、その特徴から“永久コンタクトレンズ”と呼ばれることもあります。

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出典:CLINICA VIRGEN DE LUJAN−CIRUGÍA REFRACTIVA ICL−Lentes ICL

手術でレンズを固定する位置は、虹彩と水晶体の間にある『後房』と呼ばれる部分。黒目と白目の境界に約3mmの創口を切開し、そこから小さく折りたたんだICLを挿入するというのが手術の工程です。

ICLは眼内の水晶体を温存したままレンズを挿入するというスタイルでおこなわれるため、白内障治療で使用される眼内レンズのように、水晶体を除去する必要がありません。

このため、もし術後に問題が生じた場合でも、レンズを抜去して元の状態に戻すことができるという特徴があります。

ICL手術に危険性はないの?

目の中にレンズを埋め込むなんて聞くと、「ちょっと怖いな」と思う人もいると思います。
もちろん100%安全な手術など存在せず、まれに水晶体とレンズの干渉により白内障を引き起こす危険性などがあるようです。

また、手術器具やレンズを眼の中に直接挿入する手術であるため、細菌による感染には特に注意が必要です。この点、角膜表面への施術となるレーシックやPRK手術は、細菌に感染しても比較的対処が容易といえます。

しかしICLの場合でも、レンズの不具合などの物理的な対処については、先述のようにレンズを取り出して術前の状態に戻すことが可能です。こうしたICLの持つ“可逆性”は、大きな強みといえるでしょう。
いずれにしろ、専門医の正しい指導のもとに最適な治療法を選択することが重要と思われます。

ICLのメリットとデメリット

レーシックやPRK手術などの、エキシマレーザーを使って角膜を削る矯正手術は、角膜の強度を保持するために矯正できる近視の度数に限界がありました。

続きは以下よりどうぞ!

目ディア

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